カバマンダ撲滅委員会

ポケモンシングルレート2000達成したので開きました。構築記事を掲載します。

【ミニコラム】構築記事を書きながら、パーティーを組むメリット

皆さんこんにちは

 

マヒナです。

 

前回の構築作成講座の記事では多くの反響をいただき、ありがとうございました。

 

前回の記事では書ききれなかったことや、その後の構築相談を受けている中で、ぜひ皆さんに共有したい考え方などを記事にしていきたいと思います。

 

第一回は、

『構築記事を書きながら、パーティーを組むメリット』です。

 

■はじめに

構築記事を書くとき、いつ書いてますか?

シーズン終了後に書いたり、パーティーが固まってきて、シーズン終了が近づいてきたら書いたりって方が多いのではないでしょうか。

もしくは、結果を残したことないから、書いたことがないって方もいると思います。

 

Twitterでアンケートを取ってみた結果がこちらです。

f:id:mahina_poke:20201227183800j:image

 

個人的には構築経緯を書いたことがない、シーズン終わりになるまで書かないって人はもったいないなって思います。

 

今回はそんな方々に対する記事です。

 

■本題 なぜ構築記事を書くのか

 私は、構築記事は『構築の設計書』だと思っています。

 

 よくシーズン終わりに皆さんが書く構築記事は、『こんな思考、経緯で構築が出来上がりましたよ』という紹介記事ですが、私はそれとは別に『どういうコンセプトで、どうやってパーティーを組んでいくか?』という設計書としての意味合いで、構築の経緯を書き出しています。

 むしろ、そうやってアウトプットしていない状態で頭の中だけで考えていくなんて高度なことできません。

 

 私の仕事であるシステム構築の現場では、必ずシステムを作る前に『設計書』を作ります。設計書があるのと無いのとでは大違いです。

 設計書がない場合、目先の課題や要望に踊らされて、当初のシステムの目的は蔑ろになり、ちくはぐなシステムになりがちです。自分の思考の誤りや矛盾にも気づけません。

 また、何かシステムを変更したいとなったときにも、設計書がないと、全体的にどういった影響があるのか、把握できません。

 

 当初の思考を忘れないためにも、構築を改良する際に迷走しないためにも、構築記事を書きあげながら作っていくことをお勧めしたいと思います。

 

■何を書くのか

 では、構築記事には何を書いていくと良いでしょうか。必ず書くべきなのは以下の3点です。

▪️構築のコンセプト、勝ち筋

▪️構築経緯

▪️選出の整理

▪️補完の役割対象

 

◯構築のコンセプト、勝ち筋

 この構築でどうやって勝つのか?

◯構築経緯

 この構築はどのような思考によって出来上がったか?

◯選出の整理

 どういった構築にはどういう選出をするのか?

 

ここまでは構築記事によく出てくるでしょう。内容や書き方については好きな構築記事を参考にしてみてください。

 

私はそこに以下もメモしておくことをおすすめしています。

▪️補完の役割対象

メインの軸を通せない相手の一覧です。この一覧は対戦していく中で、新たに発見した重い相手なども追加してアップデートしていきましょう。

 

これらは必ず記載しておきましょう。

参考に私のs12の時の記事のリンクを貼っておきます。

【S12 レート:2002 最終:455位】サンダー+受け攻め両立サイクル - カバマンダ撲滅委員会

 

■この構築記事の活用方法、書くメリット

①自分の思考の誤りや矛盾のチェック

②補完の役割対象の一覧化と追加、確認

③構築を修正するときの影響をチェック

④他の人に読んでもらってアドバイスを貰う

 

①自分の思考の誤りや矛盾のチェック

 書き出してみると意外と自分の思考の中の論理の矛盾に気づけることがあります。

 

 例えばラグラージのステロあくび展開のコンセプトに対して、初手にラグラージを置けない草タイプに強い、脱出パックアーゴヨンを採用

 とした場合

 初手にラグラージを置けない相手一覧(②の補完の役割対象一覧)を書き出した時に、ブリザポスや草結び持ちのウツロイド、特殊初手ダイマバシャーモなど、実はそんなに初手にラグラージを置けない相手に、アーゴヨンが強くないぞ?ということに気づけたりします。

 

②補完の役割対象の一覧化と追加、確認

 補完の役割対象を一番最初に全部洗い出して書き上げるなんてのは無理です。絶対に漏れます。新しい型が環境に増えることもあるでしょうし。

 補完の役割対象(メインの軸を通せない相手)をきちんと把握していないと、今の補完が適切なのかを判断できません。

 補完の役割対象は新たに重いやつが見つかったら追加して、今の補完のメンバーで対応できるかチェックしましょう。もし実はブリザポスが重くて、今の構築ではブリザポス入りの勝率が悪いなら、改善する必要があります。

 

③構築を修正するときの影響をチェック

 構築を修正する、となった時、元々その変更前のポケモンが見ていた範囲が、新しいポケモンで全部見れるとは限りません。

 気づかないうちにメンバーを変更したことによって、また重いポケモンが出てくるかもしれません。

 こういうときに構築経緯や補完の役割対象に、そのポケモンの役割対象を一覧化していたら、変更の影響を簡単に把握することができます。

 

 例えば、元々カビラキの並び(メイン)で苦手なカミツルギ、ゴリランダーへの回答として、サンダーを入れていた場合

 そのサンダーを、同じくカミツルギやゴリランダーに強いカイリューに変更しようとしたとします。

 その結果、実はサンダーで見ていた相手のアタッカーじゃないテッカグヤがきつくなった

 なんてことありますよね?

 最初からサンダーの役割対象を書き出していれば、テッカグヤはじゃあ、別の◯◯の技構成を変更して見ることにしよう、とか対策を考えられます。

 

④他の人に読んでもらってアドバイスを貰う

 最後に、こういった構築記事を書くことで、他の人に見てもらいやすくなります。構築相談を受けていても、どうやってこの補完のポケモンが採用されたのかわからないケースが多々あります。

 こういった記事が書いてあると、補完の対象の洗い出し不足や、補完のより適したポケモンの提案などもしやすくなります。

 

 

■さいごに

 いかがでしたでしょうか。構築記事や補完の役割対象をあまり書かない人は結構構築の改良する段階で色々と迷走しているような印象があります。

 

 この記事が皆さんのお役にたてると嬉しいです。また、コメントなどで感想をいただけると大変励みになります。

 

では。